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2006年のワールドカップが背景という設定で作られた、サッカー映画3部作。この第1部では、メキシコからアメリカへ不法入国した一家の青年が、スカウトされ、ニューカッスル・ユナイテッドの選手としてイギリスのプレミア・リーグに出場するまでを描く。主演に起用されたのは新鋭のトム・ベッカー。まだ何色にも染まっていないピュアな存在感によって、観る者も彼の視線に立つことができ、その幸運と成長を疑似体験していくことになる。ベッカムやジダンら超有名選手の意外なシーンでの特別出演には思わずニヤリ。
スタジアムでの熱狂やニューカッスルのチーム事情、スター選手の私生活など、FIFAが全面協力しているだけあってリアル度は満点。ただゲームシーンの迫力は予想を上回るほどではない。しかし、本作のすばらしさはドラマ運びのうまさにあると言っていいだろう。幼いときからの移民としての負け犬意識と、そこから這い上がる根性。そしてイギリス行きを反対する父や、自分自身との葛藤。万国共通のスポ根ドラマの要素が自然に組み込まれているのだ。すべての要素がうまく絡み合い、ドキュメンタリーのような感動が生まれることになった。
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