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2002FIFAワールドカップKOREA/JAPAN ブラジルNo.10リバウド実使用スパイク


2002FIFAワールドカップKOREA/JAPAN ブラジルNo.10リバウド実使用スパイク
2002FIFAワールドカップKOREA/JAPAN ブラジルNo.10リバウド実使用スパイク
 
今月、私のもとに優勝メダルと同じくらい稀少かつ貴重なものがもうひとつ日本に帰還を果たしました。本名リバウド・ヴィトール・ボルボーザ・フェレイラ、そうあのリバウドが実際に履いたスパイクです。

彼がはじめて来日したのは、Jリーグ開幕直後の空前のサッカーブームの最中でした。サンパウロ州選抜の一員として来日した彼は、当時ブラジル国内で評価の高かった選手のひとりで、次代のセレソンのエース候補として常に名前の挙がる人物でもありました。

そんな彼は当時Jリーグ入りを熱望していたそうです。それはリップサービスが含まれていたのかもしれません。しかし、当時の日本サッカー界はジーコが残した功績とともにレオン(当時清水監督)をはじめロナウド(当時清水)、ビスマルク(当時川崎)といった先輩のセレソンのメンバー達の活躍も大きかったのでしょう。サンパウロ州選抜対鹿島アントラーズの一戦でJのスカウトの眼にかなえば・・・という気持ちを抱きながら日本へ降り立った姿は今では想像もできません。

初来日時にはあれほど華奢に見えた天才レフティーも、月日は流れ逞しく成長を遂げました。94年ブラジル全国選手権制覇をきっかけに、デポルティボヘの移籍でついにヨーロッパ進出、そして98年ワールドカップではナンバー10として初出場を果たしたのです。そして、2002年ついに世界の頂点ワールドカップ優勝を成し遂げ、ブラジル国内ではもちろんのこと世界のサッカー史においても伝説のスターへの仲間入りを果たしたのです。
 
2002FIFAワールドカップKOREA/JAPAN ブラジルNo.10リバウド実使用スパイク
2002FIFAワールドカップKOREA/JAPAN ブラジルNo.10リバウド実使用スパイク
   
2002FIFAワールドカップKOREA/JAPAN ブラジルNo.10リバウド実使用スパイク
 
リバウドと契約しているスパイクメーカーはランバード、もちろんその看板選手である彼の一足は当然特注品です。(中にはSPECIAL ORDERのタグつき)白をベースに青と黄色のライン、そしてRIVALDO 10の文字とタン部分のRIVALDOの文字、そして極めつけはランバード社のマーク刺繍。また、両脇から見ることのできるRIVALDONHOとTHAMIRYSの文字など、そこからは一昔前の黒一色だった頃のものとは比較にならないくらいに実にファショナブルなデザインになっています。しかも外見だけではなく、この一足があのマジックのようなボールタッチを可能にし、パフォーマンスの向上に大きな役割を果たしているのです。

ドリブルの名手ガリンシャは左右の足の長さが全く異なり(小児麻痺の影響)変幻自在のドリブルワークを生む原因となったのは今でも有名な話ですが、手に取った瞬間から「おやッ」と思うほどこのリバウドも左右の足で全く異なるスパイクを履いているのです。まずは重さ。右足が220グラムなのに対し左足は240グラムでできています。(使用後ですので、重さには付着した土や汗などにより若干の誤差があります)それは、ソール部分のスタットの数に起因していますが、左右のスタットを見比べてみると全く異なるところに配置されているのが一目瞭然です。しかも、左右の足の長さ、さらには紐の結び方までもが全くといっていいほど異なっています。さすがに左足一本で世界の頂点に立った男、左足の紐はかなりのダメージがあり、タン部分のRIVALDOの文字は白から青に変色しているのです。富と名声を生み出すその左足だからこそ持つべき彼ならではのこだわりを、この一足から感じ取る事ができます。
 

2002FIFAワールドカップKOREA/JAPAN ブラジルNo.10リバウド実使用スパイク

2002FIFAワールドカップKOREA/JAPAN ブラジルNo.10リバウド実使用スパイク
 
2002FIFAワールドカップKOREA/JAPAN ブラジルNo.10リバウド実使用スパイク
 

強烈な左足のキックを物語るように、軸足となるべき右足の中央部のスタットだけがかなり擦れていて、対照的につま先部分はほとんど新品同様の状態なのです。この軸足の踏み込みこそが、世界一のキックを可能にしている要因なのでしょう。まさしくこれこそがボクシング界の格言でもある「左は世界を制す!!」なのです。

 

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